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文/管理栄養士 志水あい   →バックナンバー

冷え性解消のお風呂のワザ

 雨が続いたということもあって、冷え込む日が増えてきました。これから訪れる冬に向けて心配なのが、女性の大敵「冷え性」。寒さを紛らわすためにと、たくさん服を着込んでも、身体の芯の冷えってなかなか解消できませんよね。そこで今回は、身体の芯の冷えをとってくれる入浴方法をご紹介したいと思います。

◆正しい入浴方法は、温度管理から

 温かいお風呂に入ると、それだけで気持ちが軽くなった経験はありませんか?入浴は、身体をリラックスさせるとっても簡単な方法のひとつです。

 お湯に浸かると、脳の視床下部が刺激されて副交感神経が働き、リラクゼーション効果が得られます。寒い日は、ついついお湯の温度を上げてしまいがちですが、それはちょっと考えもの。実は、42度くらいになると、逆に交感神経が働いてしまうため、リラクゼーション効果は薄れ、ちょっとした興奮状態となってしまうのです。身体が心地よいと感じる温度は38〜40度で、入浴時間は20分くらいがベスト。寒い季節は、お湯の温度が下がりやすいので、洗い場に熱めのお湯をかけて湿度を高めるのがおすすめです。

 冷え性は、自律神経の働きが鈍くなって、体温調整機能が上手く働かなくなることで起こります。身体がリラックスするということは、この自律神経の働きをスムーズにするということです。本来自分の意識では変えることができない自律神経ですが、入浴であれば自分で意識的に行うことが可能。冷え性の根本原因を解消するとっても有効な方法です。


◆さらに素敵なバスタイムを

 バスタイムをもっと有効に活用したいという方には、フルーツ湯がおすすめ。昔から、日本では「薬湯」という名で、香りのするお風呂を楽しむ風習があります。「ゆず湯」などはその代表格。柑橘系の果物の皮には、血行をよくする精油成分が含まれているため、冷え性のみならず、美肌や健康増進にも効果的なのだとか。温泉療法とまではいかないものの、香りを上手に使うと、セラピー効果でリラクッス状態を長続きさせることができます。冷え性に悩むこの季節は、身近にあるオレンジやグレープフルーツなどの柑橘系の果物を加えて、いつもと違うバスタイムを過ごしてみてはいかが?

  また、香りにはたくさんのタイプがありますが、最もリラクゼーション効果をもたらしてくれるのは、自分が大好きだと思える香りです。もしかしたら、柑橘系のフルーツよりも、もっと自分にぴったりの香りがあるかも……。コンビニやドラッグストアなどに並んでいる入浴剤をいろいろ試して、自分に最適な香りを探してみてください。