Well
「Well」のメールマガジン『My-Well.net News』で大好評連載中!
美容と健康にお役立ちな情報を、その道のプロがお届けします。
文/管理栄養士 志水あい   →バックナンバー

毎日の生活に酢を加えて、健康美人に

 健康ブームによって、いろいろな食材や栄養素が注目されています。今年、注目を集めているものといえば「酢」。いろいろな味にアレンジされた酢が楽しめるドリンクバーやカフェがオープンしたということもあって、たくさんのメディアにも取り上げられていたので、ご存知の方も多いと思います。そこで今回は、酢の健康パワーを探ってみましょう。

◆「酢」は、美容と健康の味方

 古くから、酢は身体によい調味料として重宝されてきました。日本に限らず、世界中で酢もしくは酢の代わりとなる調味料が存在することからも、人間が生きていくうえで必要なものであることが分かります。冷蔵庫がない時代には、酢が持つ殺菌作用を利用して、料理に酢を加えて腐敗を防いでいました。お寿司も、元々は米と塩による発酵させて魚などを腐らせないようにするためのものでした。また、魚などを酢漬けにして骨を柔らかくしてカルシウムの摂取量を増やすといった使い方も。昔ながらの食生活には、長い年月をかけて蓄えられた知恵がつまっています。そういった意味で、多くの利用法を持つ酢は、とても優れた健康食材であると言えます。

 最近、酢が注目されてきたのは、昔から伝わる健康効果のほかに、さまざまな健康づくりに役立つ効果が秘められているということが報告されるようになったためです。その効果とは、血圧を正常化させる、動脈硬化を予防する、疲労回復を促進する、血糖値の上昇を抑えるといったもの。血糖値の上昇スピードを抑えることで、脂肪を合成しにくくして肥満を防ぐとして、ダイエットにも効果があるとも言われています。また、黒酢や香酢、もろみ酢などには、美肌づくりに欠かせないアミノ酸が豊富ということで、美容効果も期待されています。

◆オリジナルドリンクで酢を楽しむ

 JASの規格では、酢は醸造酢、穀物酢、米酢、米黒酢、果実巣、りんご巣、ぶどう酢、に分類されています。よく耳にする黒酢は、「原材料として精白していない米、または米に小麦、大麦を加えたもののみを使用したもので、酢1l当たり180g以上の米を使用した褐色、黒褐色の酢」と定義されています。出回っている黒酢の大半は、発酵・熟成期間が長く、アミノ酸などの栄養素が凝縮されていると言われています。また、中国の黒酢と呼ばれる香酢は、JAS規格の米黒酢には該当しないものですが、日本でつくられる黒酢と同じく発酵・熟成期間が長く、栄養素が豊富であるとされています。

 健康のために酢を摂取するのであれば、1日15〜20mlを摂取するとよいそうです。しかし、毎日酢を使った料理ばかりでは飽きてしまいますよね。そこでおすすめなのが、酢を使ったドリンクです。作り方は簡単で、コップに大さじ1杯の酢を入れ、ジュースと炭酸水で割るだけ。ジュースは、柑橘系のオレンジやグレープフルーツといった酸味のあるものが違和感なく取り入れられます。他にも、りんごジュースやトマトジュースなどでも◎。その日の気分に合わせて、いろいろな味を楽しみながら、健康ドリンクをつくってみてはいかがでしょうか?