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文/管理栄養士 志水あい   →バックナンバー

私の未来が危ない!?
メタボリック・シンドロームを予防しよう

 最近、新聞や雑誌、テレビなどで、「メタボリック・シンドローム」という言葉を聞いたことはありませんか? 病気ではなく単なるシンドローム(症候群)なのですが、放っておくと大変! ということで、事前に予防する重要性が注目されているもの。自分の今の生活を見直して、明るいハッピーライフを目指しましょう!

◆メタボリック・シンドロームが注目されるワケ

 そもそも、メタボリック・シンドロームとは何なのでしょうか? メタボリック・シンドロームとは、生活習慣病になりやすい危険因子である内臓脂肪を持つ症候群のこと。「metabolic」を直訳すると、「代謝性の〜」という意味があります。代謝が悪くなる……摂取した栄養が上手く代謝しきれず、脂肪となって蓄積されているといった意味です。

 高血圧や高脂血症、高血糖などの生活習慣病危険因子の多くは、食生活の乱れによって引き起こされます。食生活の中でも危険なのが、エネルギーの過剰摂取や食事バランスの乱れ。代謝に必要なビタミンなどの栄養素が不足してしまうため、代謝しきれないエネルギーが脂肪として蓄積されてしまうのです。

 脂肪の蓄積が長期にわたると、見た目に太ったことが分かりやすい皮下だけでなく、内臓にも起こります。昨今、この内臓脂肪が生活習慣病の危険因子の多くを生み出してしまうということが分かり、メタボリック・シンドロームを予防する運動が行われるようになったのです。

 今年度発表された国民健康栄養調査では、40代以上の女性の約1割もの人がメタボリック・シンドロームに該当するということが分かっています。20〜30代での生活習慣が積み重ねられて起こるメタボリック・シンドローム。大事に至る前に予防をする。自分の将来のリスクヘッジを今から行っておきましょう。

●メタボリック・シンドロームの判定基準

  • ・ウエスト周囲径
    男性≧85cm 女性≧90cm
    かつ、以下の項目のうち2つ以上が該当
  • 血清脂質異常
    トリグリセリド値≧150mg/dLまたはHDLコレステロール値<40mg/dL
  • 血圧高値
    最高血圧≧130mmHg または最低血圧≧85mmHg
  • 高血糖
    空腹時血糖値≧110mg/dL

◆こんな生活していませんか?

 生活習慣病やメタボリック・シンドロームである人たちに共通している食生活の乱れ。忙しい生活を送っていると、ついつい外食やテイクアウトでの食事が増えてしまいがち。しかし、そういった食事では、どうしても野菜が不足してしまうことが……。大切なのは、摂取過剰になりやすい、脂肪、炭水化物、たんぱく質の適量摂取と、それらを代謝するビタミンB群を充分に摂取することです。足りない栄養素をサプリメントで補うということも一つの方法ですが、できれば食事で過不足なく栄養摂取をしたいもの。そこで、野菜不足を解消する5つのコツをお伝えしましょう。

  • コンビニ食には、必ずサラダ
    コンビニやテイクアウト惣菜を購入するときには、メインの食事を選ぶ前にサラダを選びましょう。サラダの量を考慮しながら、次にメインを選ぶことで、全体の食事量が適切な量に抑えることができます。サラダばっかりだと飽きてしまう……という人は、野菜オンリーの惣菜で代用してみて。
  • 簡単手軽なジュースで朝ごはん
    不足しがちなビタミンを補給するには、フルーツが◎。季節の果物をチョイスして、ヨーグルトや牛乳と一緒にミキサーへ。もちろん果物のみでもOKです。これなら、忙しい朝にちゃんとした朝食がとれないという人にもピッタリ。朝に果物を摂取することで、糖分補給にもなり、脳の目覚めも早くなります。
  • 間食はドライ野菜やフルーツを
    ヘルシー志向の人が増えるにつれ、たくさん出回るようになったドライ製品。野菜をスライスして乾燥させたチップスや、一口大にカットされたドライフルーツなど。今や、コンビニでもお手軽に手に入るこれらの商品。食事で野菜や果物が食べられない……という人は、間食で補ってみてはいかがでしょう?