そもそも、メタボリック・シンドロームとは何なのでしょうか? メタボリック・シンドロームとは、生活習慣病になりやすい危険因子である内臓脂肪を持つ症候群のこと。「metabolic」を直訳すると、「代謝性の〜」という意味があります。代謝が悪くなる……摂取した栄養が上手く代謝しきれず、脂肪となって蓄積されているといった意味です。
高血圧や高脂血症、高血糖などの生活習慣病危険因子の多くは、食生活の乱れによって引き起こされます。食生活の中でも危険なのが、エネルギーの過剰摂取や食事バランスの乱れ。代謝に必要なビタミンなどの栄養素が不足してしまうため、代謝しきれないエネルギーが脂肪として蓄積されてしまうのです。
脂肪の蓄積が長期にわたると、見た目に太ったことが分かりやすい皮下だけでなく、内臓にも起こります。昨今、この内臓脂肪が生活習慣病の危険因子の多くを生み出してしまうということが分かり、メタボリック・シンドロームを予防する運動が行われるようになったのです。
今年度発表された国民健康栄養調査では、40代以上の女性の約1割もの人がメタボリック・シンドロームに該当するということが分かっています。20〜30代での生活習慣が積み重ねられて起こるメタボリック・シンドローム。大事に至る前に予防をする。自分の将来のリスクヘッジを今から行っておきましょう。
●メタボリック・シンドロームの判定基準
- ・ウエスト周囲径
男性≧85cm 女性≧90cm
かつ、以下の項目のうち2つ以上が該当
- 血清脂質異常
トリグリセリド値≧150mg/dLまたはHDLコレステロール値<40mg/dL
- 血圧高値
最高血圧≧130mmHg または最低血圧≧85mmHg
- 高血糖
空腹時血糖値≧110mg/dL