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文/管理栄養士 志水あい   →バックナンバー

コーヒーに脂肪燃焼効果あり!?
カフェインの秘密に大注目!

 寒さの中にも春の訪れを感じられる季節になりました。春は、もうすぐそこ。コートを脱いでドンドン薄着になっていく中、ダイエットを試みる女性は多いのではないでしょうか。そこで今回は、「冬の間に溜め込んだ脂肪を、今のうちに落としたい!」という女性に耳寄り情報!! 『コーヒーと脂肪燃焼効果』について、ご紹介いたします。

◆コーヒーと脂肪燃焼効果

 糖尿病や高血圧の予防など、コーヒーの健康効果については様々な研究結果が報告されていますが、中でも最近注目を集めているものが、コーヒーの脂肪燃焼効果です。そもそも脂肪燃焼とは、体内に蓄えられた脂肪をエネルギーとして燃焼させること。しかし、一度ついてしまった脂肪を一瞬で燃焼させることは難しいのが実情。効率よく脂肪を燃焼させるためにも、まずは脂肪燃焼のメカニズムを知ることから始めましょう。

 脂肪燃焼に欠かせない酵素『リパーゼ』。通常、リパーゼは胃液に含まれており(血中リパーゼはすい臓から分泌)、脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解する働きがあります。分解された脂肪酸は血中に入り筋肉へ送られたあと、エネルギーとして燃焼。つまり、脂肪を効率よく燃焼させるポイントは、リパーゼの活性化、血液サラサラ、筋肉での円滑なエネルギー代謝にあるのです。

 ここで注目すべきものが、コーヒーに含まれるカフェイン。カフェインには、リパーゼを活性化し脂肪分解を促す効果や、自律神経を刺激して血圧や脈拍を高めてエネルギー消費を高める働きがあります。もちろん「コーヒーを飲む=ダイエット」というわけではありませんが、空腹時や運動前にコーヒーを一杯飲むことで優先的に脂肪が燃焼され、前述した効果が高まると言われています。しかしあくまでも、コーヒーはダイエットのお手伝い役だということも忘れずに! バランスのとれた食事と、ウォーキングやエアロビクス、ジョギングなどの有酸素運動にコーヒーを上手く組み合わせることで、健康&効率的にダイエットに取り組んでみてはいかがでしょうか。

◆様々なコーヒーの活用法

 コーヒーに含まれるカフェインやクロロゲン酸(※1)、タンニン(※2)などには、脂肪燃焼効果のほかにも様々な効果が期待できます。

  • リラックス効果
    人間がリラックスしたときに現れるアルファ波という脳波。コーヒーの香りには、人間の脳を活性化させてアルファ波を出させるパワーがあるのだとか。コーヒーのリラックス効果については以前から様々な研究がなされているだけに、今後の研究発表が楽しみです。
  • 血液サラサラ効果
    定期的にコーヒーを摂取することで、血管内にできた血栓の溶解促進、善玉コレステロールの増加などの効果が報告されています。血栓のないサラサラ血で、動脈硬化や様々な生活習慣病を予防しましょう。
  • 二日酔い防止
    お酒を飲んだあと、二日酔いが心配ならばコーヒーがオススメ。肝臓の働きを活発にし、二日酔い(頭痛)の原因物質であるアセトアルデヒドの分解を促進、頭の血液循環を促してくれます。
  • 血糖値上昇を抑制
    最近の研究の結果、コーヒーが糖尿病の予防に役立ちそうだとわかりました。
    カフェインやクロロゲン酸⇒血糖値の急激な上昇を抑制する効果
    コーヒーに含まれるマグネシウム⇒血糖値を下げるインスリンの感受性を高める効果
※1 クロロゲン酸 コーヒー豆の芳香成分。最近では生活習慣病や老化の原因となる活性酸素を除去する抗酸化物質として注目を集めています。
※2 タンニン
コーヒーの苦味や色のもと。全てのお茶類や香辛料に含まれており、適度の刺激や独特の色が特徴。毛細血管を強化し、代謝促進作用が期待できます。
◆コーヒー豆知識!!

Q:『アメリカン・コーヒー』と『アメリカーノ』って何が違うの?
A:アメリカン・コーヒーと聞くと、「薄いコーヒー」というイメージが抜けない方も多いのでは? 本来のアメリカン・コーヒーとは、「シナモンロースト(浅煎り)〜ミディアムロースト(中煎り)の比較的浅い焙煎豆を粗挽きにして入れるコーヒー」のこと。独特の芳香やサッパリとした味わいが特徴。アメリカーノは、エスプレッソにお湯を加えたもの。エスプレッソとは、イタリアンロースト(深煎り)のものを極細挽きにして抽出するため、ローストによる香ばしさと深い苦味が特徴です。単純にお湯割りというわけではなく、エスプレッソの細かな泡が生かされているアメリカーノ。一度、飲み比べてみてはいかがでしょうか。