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文/管理栄養士 志水あい   →バックナンバー

今だからできる汗かき健康法

梅雨に入ってからというもの、ジメジメと蒸し暑い日が続いています。もう少しカラッとした暑さなら我慢できるのに……という方も多いのでは? この時期に悩まされるのが汗。ダラダラと流れる汗は放っておくとニオイの原因になってしまうことも。この季節を爽やかに乗り切るためには一体どうすればよいのでしょうか?

◆どんな汗かいていますか?

汗は、汗腺というところから水分などが出てくることを言います。汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺の2種類があり、ニオイの原因となる汗を分泌するのがアポクリン線です。アポクリン腺から出る汗は、たんぱく質や脂質を含んでいるため、細菌が繁殖しやすくニオイの元となってしまいます。

本来、汗をかくということは、体温を調節するために必要な機能。体温が上昇するのを抑えるために体内から水分を放出し、体表の温度を下げるという機能です。この機能を担うのがエクリン腺。アポクリン腺から出る汗と違い、余分な成分を含まないので、細菌が繁殖することも少なく、ニオイをともなうこともほとんどありません。

汗をかくのは、よいことです。しかし、どのような汗でもよいということではありません。同じ汗でも、エクリン腺から出る汗をかくのが大切。体内の水分を上手に排出しながら、次なる水分補給を行う。これを繰り返すことにより、代謝が活発になり、より健康的に過ごせるようになるのです。

◆よい汗をかく方法

  • 運動
    よい汗をかくために必要なのは、一番に運動です。最も簡単で、且つ有効なのがウォーキング。ウォーキングは、少しずつ身体を温め、無理なく汗を流すことができるスポーツ。毎日20分以上のウォーキングを行うことで、基礎代謝が高まって新陳代謝がアップすることが期待できます。
  • 入浴
    サッパリと汗を流したいときにもってこいなのが、お風呂です。こちらも運動同様、じんわりと少しずつ体温を高めてゆくのがポイント。ぬるめのお湯で、胸から下がつかる半身浴を行うとよいでしょう。個人差はありますが、数十分湯船につかることで、自然に汗を流すことができます。
  • 栄養補給
    汗に含まれる成分は、水分だけではありません。アポクリン腺から出るたんぱく質や脂質以外にも、水溶性ビタミンやミネラルも体外に放出されているのです。つまり、よい汗をかくためには、この放出されるビタミンやミネラルを別の形で補ってあげることも大切。普段からバランスのよい食生活を心がけるのはもちろんですが、それでも「足りないなぁ」と感じるときには、ドリンクやサプリメントを使ってもよいかもしれません。

よい汗をかいて、新陳代謝アップ! 「要らないものを出す」そして「必要なものを取り込みやすくする」。汗をかきやすい夏だからこそ簡単にできる健康法です。これからの暑い季節を楽しく乗り切るために、爽やかな汗を存分に流してみましょう。